
デプロイされていないポートフォリオは評価されにくい
デプロイされていないポートフォリオは評価されにくい
ポートフォリオを作ったのに、ローカル環境でしか動かない。これは非常にもったいない状態です。
採用担当はコードを手元で動かす時間がありません。URLをクリックしてすぐに触れるポートフォリオだけが、きちんと評価されるのが現実です。
デプロイは難しそうに感じるかもしれませんが、現在は無料で使える優秀なサービスが揃っています。この記事では、ポートフォリオのデプロイ先としてよく使われるVercel、Render、AWSを比較し、それぞれの特徴と選び方を解説します。
3大デプロイ先の比較
| 項目 | Vercel | Render | AWS |
|---|---|---|---|
| 得意分野 | フロントエンド | フルスタック | 何でも |
| 無料枠 | あり(個人利用) | あり(制限あり) | 12ヶ月無料枠 |
| 難易度 | 低い | 低〜中 | 高い |
| カスタムドメイン | 対応 | 対応 | 対応 |
| データベース | Vercel Postgres | PostgreSQL内蔵 | RDS等 |
| 向いている人 | React/Next.js使用者 | バックエンドも含む人 | インフラも学びたい人 |
Vercel:フロントエンド中心ならこれ一択
特徴
Vercelは、Next.jsの開発元が提供するホスティングサービスです。React、Next.js、Vue.jsなどのフロントエンドプロジェクトを最も簡単にデプロイできます。
- GitHubリポジトリと連携するだけで自動デプロイ
- PRごとにプレビューURLが生成される
- SSL証明書の自動設定
- CDNによる高速配信
デプロイ手順
- Vercelのアカウントを作成
- GitHubアカウントと連携
- デプロイしたいリポジトリを選択
- 環境変数を設定
- 「Deploy」をクリック
文字通り、数クリックでデプロイが完了します。初心者に最もおすすめのサービスです。
注意点
- 無料枠はHobbyプラン(個人・非商用)のみ
- サーバーサイドの処理はServerless Functionsで対応
- データベースはVercel PostgresまたはPlanetScaleなど外部サービスを利用
Render:バックエンドも含むフルスタック向け
特徴
Renderはフルスタックアプリケーションのデプロイにおすすめのサービスです。Node.js、Python、Rubyなどのバックエンドサーバーと、PostgreSQLデータベースを一括で管理できます。
- Webサーバー、データベース、バックグラウンドワーカーを一元管理
- GitHubとの連携による自動デプロイ
- 無料のPostgreSQLデータベース
- 環境変数の管理が容易
デプロイ手順
- Renderのアカウントを作成
- 「New Web Service」を選択
- GitHubリポジトリを接続
- ビルドコマンドと起動コマンドを設定
- 環境変数を追加してデプロイ
デプロイまで含めた実践的な開発を学びませんか?
注意点
- 無料プランはアクセスがないと15分でスリープする
- スリープ後の最初のアクセスに30秒ほどかかる
- 無料のPostgreSQLは90日間の制限あり
ポートフォリオとして使う場合、スリープの問題は採用担当がアクセスした際にレスポンスが遅くなる原因になります。面接前にアクセスして起こしておくなどの工夫が必要です。
AWS:インフラ知識もアピールしたい人向け
特徴
AWSは最も本格的な選択肢です。自由度が高い反面、設定すべき項目が多く、学習コストは高めです。
- EC2、ECS、Lambda、S3など多彩なサービス
- 本番環境に近い構成を構築できる
- インフラ知識のアピールになる
- 12ヶ月の無料利用枠あり
ポートフォリオで使う場合のおすすめ構成
- フロントエンド:S3 + CloudFront
- バックエンド:ECS Fargate または EC2
- データベース:RDS(PostgreSQL)
- ストレージ:S3
注意点
- 設定を誤ると課金が発生するリスクがある
- セキュリティグループやIAMの設定が必要
- VercelやRenderと比べて手間が大幅に増える
迷ったらこう選ぶ
- フロントエンドのみ → Vercel
- フロントエンド + バックエンド + DB → Render
- インフラも含めてアピールしたい → AWS
- 複数サービスの組み合わせも可能 → フロントエンドはVercel、バックエンドはRender
どのサービスを選んでも、「デプロイ済みのURLがある」というだけで、ポートフォリオの評価は大きく上がります。まずは一番簡単なVercelから始めてみることをおすすめします。
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デプロイは最初は戸惑うかもしれませんが、一度経験すれば次からはスムーズにできるようになります。ポートフォリオを世界に公開する。その一歩が、エンジニアとしてのキャリアを大きく前進させます。



