
「動くコード」は最低ライン。「読めるコード」が求められる
「動くコード」は最低ライン。「読めるコード」が求められる
プログラミング学習中は「動けばOK」と考えがちですが、現場では違います。コードは書く時間の何倍もの時間、読まれるものです。
チーム開発では、あなたが書いたコードを他のメンバーが読み、修正し、機能を追加します。読みにくいコードは、チーム全体の生産性を下げ、バグの温床になります。
コードレビューで指摘されない5つの習慣
習慣1:変数名・関数名で意図を伝える
コードを読む人が、変数名を見ただけで「何のデータか」がわかるようにしましょう。
| 悪い例 | 良い例 | 理由 |
|---|---|---|
d | daysSinceLastLogin | 何を表すかが一目でわかる |
tmp | filteredUsers | 処理結果の意味が伝わる |
flag | isAuthenticated | 真偽値の意味が明確 |
data | userProfile | データの種類がわかる |
handle | handleSubmitForm | 何を処理する関数かわかる |
命名のルール
- 真偽値 —
is、has、canで始める(isLoading、hasPermission) - 配列 — 複数形にする(
users、products) - 関数 — 動詞で始める(
getUser、calculateTotal、validateEmail) - 定数 — 大文字スネークケース(
MAX_RETRY_COUNT、API_BASE_URL)
習慣2:関数を小さく保つ
1つの関数は、1つのことだけを行うようにしましょう。
目安として:
- 1関数あたり20行以内を心がける
- 関数名で何をするかが完結に説明できる
- 引数は3つ以下にする
長い関数は、処理の単位で分割しましょう。「データの取得」「データの加工」「結果の表示」を1つの関数にまとめるのではなく、それぞれ独立した関数にします。
習慣3:ネストを浅く保つ
if文やループが深くネストすると、コードの可読性が大幅に下がります。
ネストを減らすテクニック
- 早期リターン — 条件を満たさない場合は早めに関数を抜ける
- ガード節 — 異常系のチェックを最初に行い、正常系の処理をフラットに書く
- 処理の分割 — 深いネストの内部処理を別関数に切り出す
目安として、ネストは3段階までにしましょう。それ以上深くなる場合は、構造を見直すサインです。
読みやすいコードが書けるエンジニアを目指しませんか?
習慣4:コメントは「なぜ」を書く
コメントは「何をしているか」ではなく、**「なぜそうしているか」**を書きましょう。
- 悪いコメント:
// ユーザーを取得する(コードを読めばわかる) - 良いコメント:
// 退会済みユーザーも含める(管理画面では表示が必要なため)
コメントが不要なケース
- 変数名や関数名で意図が伝わる場合
- コードがシンプルで自明な場合
コメントが必要なケース
- ビジネスロジック上の理由がある場合
- パフォーマンス上の理由で通常と異なる実装をしている場合
- 一時的な対応(ワークアラウンド)の場合(TODO/FIXMEコメント)
習慣5:一貫性を保つ
チーム開発では、個人の好みよりもチームの一貫性が重要です。
- コーディング規約に従う — ESLint、Prettierの設定に従い、自動フォーマットを活用する
- 既存コードのパターンに合わせる — プロジェクト内で統一されたスタイルを崩さない
- ファイル構成のルールに従う — コンポーネントの配置、命名規則を統一する
コードレビューで成長する
コードレビューは「ダメ出しの場」ではなく、**「コードの品質を上げるためのチーム活動」**です。
指摘を受けたとき
- 感情的にならず、指摘内容を理解する
- なぜそう修正すべきかの理由を理解する
- 同じ指摘を二度受けないよう、学びを蓄積する
自分でチェックするポイント
PRを出す前に、以下を自分でチェックしましょう。
- 変数名・関数名は意図が伝わるか
- 不要なコードやconsole.logが残っていないか
- ネストが深くなりすぎていないか
- 同じ処理が複数箇所にコピペされていないか
- エラーハンドリングが適切か
読みやすいコードは「思いやり」の表現
読みやすいコードを書くことは、未来の自分とチームメンバーへの思いやりです。3ヶ月後に自分のコードを読み返したとき、すぐに理解できるコードを書きましょう。
LuaGateでは、18ヶ月の実践カリキュラムの中で、現役エンジニアの講師によるコードレビューを繰り返し受けることができます。指摘を受けて修正する経験を積み重ねることで、自然と読みやすいコードが書けるようになります。
初めてのコードレビューチェックリスト
レビューで見るべき10項目を具体的に解説
エラーハンドリングの考え方
本番環境で動くコードの書き方を学ぶ
チーム開発の流れを完全解説
Git/PR/レビューの実務フローを理解する
LuaGateのカリキュラム
18ヶ月で実務力を身につける実践型カリキュラム




