
コードレビューが怖い?チェックリストで自信を持とう
コードレビューが怖い?チェックリストで自信を持とう
エンジニアとして現場に入ると、コードレビューは日常的に行われます。初めてのコードレビューは緊張するものですが、「何を見ればいいかわからない」という不安がその原因です。
チェックリストを持っておけば、レビューする側もされる側も、自信を持って取り組めます。
PRを出す前に自分でチェックする10項目
1. 不要なコードが残っていないか
console.logやデバッグ用のコードが残っていないか- コメントアウトしたコードが残っていないか
- 使っていないimport文がないか
- 未使用の変数・関数がないか
これは最も指摘されやすいポイントです。PRを出す前にdiffを自分で見直す習慣をつけましょう。
2. 命名は適切か
- 変数名・関数名・コンポーネント名が、内容を正確に表しているか
- プロジェクトの命名規則(camelCase、PascalCase等)に従っているか
- 略語を使いすぎていないか(
usr→user、btn→button)
| チェック項目 | 悪い例 | 良い例 |
|---|---|---|
| 意味が伝わるか | d | daysUntilExpiry |
| 真偽値か明確か | check | isValid |
| 動詞で始まるか(関数) | userData | fetchUserData |
3. 関数の責務は1つか
1つの関数が複数のことをしていないか確認します。
- データの取得と表示を1つの関数でやっていないか
- バリデーションとビジネスロジックが混在していないか
- 50行を超える関数は、分割を検討する
4. エラーハンドリングは適切か
- API呼び出しにtry-catchが書かれているか
- エラー時にユーザーへのフィードバックがあるか
- エラーを握りつぶしていないか(catchブロックが空でないか)
5. エッジケースを考慮しているか
- データが空の場合の処理はあるか
- nullやundefinedの可能性を考慮しているか
- 配列が0件の場合の表示はどうなるか
- 文字列が極端に長い場合にUIが崩れないか
レビュー文化のある環境で成長しませんか?
6. セキュリティ上の問題はないか
- ユーザー入力をそのままHTMLに埋め込んでいないか(XSS対策)
- APIキーやパスワードがハードコードされていないか
- 認証・認可のチェックが適切に行われているか
7. パフォーマンスに問題はないか
- 不要な再レンダリングが発生していないか(React)
- N+1クエリ問題が発生していないか(バックエンド)
- 大量のデータを一度に取得していないか(ページネーション)
8. テストは書かれているか
- 新しい機能にユニットテストが追加されているか
- 既存のテストが壊れていないか
- テストケースが正常系と異常系をカバーしているか
9. UIは仕様通りか
- デザインカンプ(Figma等)と一致しているか
- レスポンシブ対応ができているか
- ローディング状態、エラー状態の表示があるか
- アクセシビリティ(alt属性、aria属性等)が考慮されているか
10. PRの説明は十分か
- 変更の目的と概要が書かれているか
- 動作確認の手順が書かれているか
- スクリーンショットがあるか(UIの変更時)
- 関連するチケット/Issueへのリンクがあるか
レビューコメントの書き方
レビューする側のマナー
- 指摘ではなく提案の形で書く — 「こうすべきです」→「こうするとより良くなると思います」
- 理由を添える — 「この書き方は避けてください」→「この書き方だとXXXの理由で問題が起きる可能性があります」
- 良い点も伝える — 改善点だけでなく、「この設計は良いですね」と伝えることも大切
- 重要度を示す —
[nit](些細な指摘)、[must](必ず修正)などのプレフィックスを使う
レビューを受ける側のマナー
- 指摘を個人攻撃と捉えない
- わからない指摘は質問する(「なぜそうすべきなのですか?」)
- 修正したら、何をどう修正したかコメントで伝える
- 意見が異なる場合は、根拠を示して議論する
チェックリストは「成長のツール」
このチェックリストは、単にレビューを効率化するだけではありません。自分のコードの質を振り返る基準としても活用できます。
最初はチェックリストを見ながらPRを出す作業に時間がかかるかもしれません。しかし、繰り返すうちに自然とチェックが習慣化し、指摘される前に自分で気づけるようになります。
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