
育児と両立できるエンジニアの働き方|職種と制度の選び方
エンジニアが育児と両立しやすい理由
「子育てしながらエンジニアとして働けるのか」——この問いに対する答えは、条件付きですが「はい」です。
エンジニアという職種には、育児との両立を可能にする構造的な特徴があります。
リモートワークとの相性
エンジニアの仕事はPC1台あれば完結するケースが多く、リモートワークとの相性が非常に良い職種です。
- 通勤時間がゼロになる(往復2時間なら年間500時間の節約)
- 子どもの急な体調不良にも対応しやすい
- 保育園の送迎の時間に合わせて働ける
成果物で評価されやすい
営業職のように「オフィスにいる時間」が評価に直結しにくい職種です。
- 書いたコードの品質で評価される
- プルリクエストやコミット履歴が客観的な成果になる
- 短い時間でも集中して成果を出せる
スキルの持ち運びが容易
育休でブランクが生じても、基礎的なスキルは陳腐化しにくい。新しいフレームワークやツールは変わっても、プログラミングの考え方は変わりません。
働き方の選択肢
育児と両立するための働き方には、複数の選択肢があります。
フルリモート
完全在宅で勤務する形態。通勤がないため、時間の融通が最も効きます。
- メリット: 時間の柔軟性が最大
- デメリット: チームとの一体感が薄れることがある、自己管理力が必要
フレックスタイム
コアタイム(例:11時〜15時)以外は自由に勤務時間を設定できる制度。
- メリット: 保育園の送迎に合わせて勤務時間を調整できる
- デメリット: コアタイム中のミーティングは参加必須
時短勤務
6時間勤務など、通常より短い時間で働く制度。子どもが小学校に入学するまで利用できる企業が多いです。
- メリット: 確実に育児の時間を確保できる
- デメリット: 給与が減る、キャリアへの影響を感じることがある
業務委託・フリーランス
案件ベースで働く形態。ただし、未経験からいきなりフリーランスになるのはリスクが高いため、正社員として十分な経験を積んでから検討すべきです。
育児と両立できるキャリアの第一歩を踏み出しませんか?
企業選びで確認すべきこと
育児と両立できるかどうかは、個人の努力だけでなく、企業の制度や文化に大きく左右されます。
制度面の確認
| 確認項目 | 具体的に聞くべきこと |
|---|---|
| リモートワーク | フルリモート可か、頻度制限はあるか |
| フレックス | コアタイムの時間帯、実際の利用状況 |
| 時短勤務 | 対象期間、給与への影響、昇進への影響 |
| 産休・育休 | 取得実績(特に男性の取得率も参考になる) |
| 看護休暇 | 子どもの急な体調不良時の対応 |
文化面の確認
制度があっても、使いにくい雰囲気の企業は存在します。
- 実際に時短勤務やリモートワークを利用しているエンジニアがいるか
- 育休からの復帰後、元のポジションに戻れているか
- 子育て中のメンバーに対する周囲の理解があるか
- 急な欠勤や早退に対して柔軟に対応できる体制か
面接で直接聞きにくい場合は、口コミサイトや転職エージェント経由で情報を集めるのも有効です。
避けるべき企業の特徴
- 「残業が当たり前」の文化
- リモートワークに消極的
- 育休取得実績がない、または極端に少ない
- 面接で「お子さんの予定は?」と聞いてくる
長期的なキャリアを見据えて
育児中はどうしてもキャリアのスピードが落ちると感じることがあるかもしれません。でも、長期的に見れば、エンジニアとしてのキャリアは十分に取り戻せます。
育児期間中にできること
フルタイムで働けない時期でも、スキルを維持・向上させる方法はあります。
- 技術ブログや公式ドキュメントを読む(子どもの昼寝中に30分だけ)
- オンラインの勉強会に参加する(アーカイブ視聴でもOK)
- 小さな個人プロジェクトを続ける(完成しなくてもいい)
大事なのは、「完全に止まらないこと」です。週に30分でも技術に触れ続けることで、復帰後のキャッチアップが格段に楽になります。
キャリアの「一時停止」は「終了」ではない
育児でキャリアが一時的にスローダウンしても、エンジニアとしてのキャリアが終わるわけではありません。
- 基礎力があれば、ブランク後も復帰できる
- 育児の経験が、ユーザー視点やプロジェクト管理に活きることもある
- 長期的に見れば、数年のスローダウンは大きな問題にならない
焦る必要はありません。大切なのは、長く続けること。
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近道はありません。でも、エンジニアという職種は、育児と両立しながらキャリアを築ける数少ない選択肢の一つです。正しい環境を選べば、子育てをしながらでも確実に成長できます。



